結婚相談所での婚活は、日々いろいろな人と出会い、学び、時には心が揺れる活動です。
「素敵な人に出会いたい」「早く結婚したい」と前向きな気持ちでスタートしても、思うように結果が出ない時期があるのは自然なこと。
活動が長くなるにつれて、
「なんでうまくいかないんだろう」
「自分には向いていないのかも…」
「もう少し頑張るべき？ それとも休むべき？」
そんな気持ちを抱える方は少なくありません。
でも、モチベーションが落ちるというのは悪いことでは なくて、自分の気持ちと真剣に向き合っている証拠でもあるのです。
今回は、結婚相談所で活動している方に向けて、モチベーションを保ちながら、前向きに婚活を続けるための3つのコツをお伝えします。
カウンセラーとして、たくさんの会員さまを見てきた経験からのリアルなお話も交えてお届けしますね！
「結果」より「プロセス」に目を向けてみる
婚活では、どうしても“結果”に意識が向いてしまいます。
お見合いが成立したかどうか、交際が続くかどうか、真剣交際に進めるかどうか…。
もちろん、最終的な目標は「結婚」です。
けれど、結果ばかりを追い続けると、うまくいかない時に心が疲れてしまいます。
■ 婚活は「点」ではなく「線」
一度のお見合いや一人の交際相手で結果が出ないこともあります。
けれど、それは“終わり”ではなくて、“次への学び”です。
「どんな話題で盛り上がったか」「どんな人に惹かれるのか」「どんな時に違和感を感じたか」
こうした気づきは、次の出会いをより良いものにする“ヒント”になります。
婚活は“経験の積み重ね”で形になっていくもの。
焦らずに、自分の歩みを「線」で見ていく意識を持ってみてください。
■ 「できるようになった自分」を見つけよう！
婚活中、結果だけでなく“自分の成長”にも注目してみましょう。
- 以前より笑顔で会話ができるようになった
- 初対面の人との会話に緊張しなくなった
- 相手の気持ちを想像できるようになった
こうした小さな成長を感じることが、自信につながります。
モチベーションが下がりそうな時こそ、「自分は確実に進んでいる！」と意識してみてくださいね。
「ひとりで抱え込まない」こと
婚活は、思っている以上に心のエネルギーを使います。
お断りが続いたり、思うように交際が進まなかったりすると、「自分だけがうまくいかない」と感じてしまうもの。
でも実際には、誰もが同じように悩んでいるんですが
じゃあその違いは・・・「その気持ちを誰に話せているか」です。
■ 婚活は“チーム戦”です
結婚相談所の最大のメリットは、「ひとりで頑張らなくていい」こと。
担当カウンセラーは、あなたの婚活を伴走するパートナーです。
落ち込んだ時に話を聞いてもらうだけでも、気持ちは軽くなります。
カウンセラーは客観的な立場から、今の状況を整理したり、次の一手を一緒に考えてくれます。
ひとりで考え込んでしまうと、思考がぐるぐるしてしまうことがあります。
そんな時こそ、誰かに話してみてください。
言葉にすることで、整理されることがとても多いんです。
■ 「うまくいかない自分」も受け入れる
婚活には、順調な時期とそうでない時期がありますが、どちらも大切な経験。
もし今がうまくいかない時期だとしても、それは「ご縁の調整期間」でもあり、「自分を整える時間」でもあります。
人とのご縁は、タイミングと準備の両方が大切。
焦らず、心を整える時間を大事にしてくださいね。
「休む」勇気も婚活のうち
真面目な方ほど、「休む＝サボる」と感じてしまうことがあります。
でも、心が疲れている時に無理をすると、出会いそのものを重荷に感じてしまうことも。
婚活はマラソンのようなものです。
途中で立ち止まって深呼吸をする時間も、ちゃんと「前に進むための一歩」。
■ 婚活の「休憩時間」はリセットタイム
少しペースを落として、お見合いを一時休止するのも立派な選択です。
その間に、自分の気持ちを整理したり、心をリフレッシュすることで、再開時にまた新しい気持ちで向き合えます。
おすすめは、「婚活以外の楽しみ」を取り入れること。
- 友達と旅行や食事に行く
- 趣味の時間を増やす
- 自然の中で過ごす
人生は“結婚”だけでできているわけではありません。
あなたが笑顔で過ごしている時間も、未来のご縁を引き寄せるエネルギーになります。
「比較」ではなく「自分軸」で進む
SNSや同年代の友人の結婚報告を見て、焦ってしまうことは誰にでもあります。
でも、他人と自分の婚活を比べても、答えは出ません。
婚活は、「誰が早い」「誰が幸せそう」ではなく、「自分にとって納得できる形」を見つけることがゴール。
■ 他人の幸せは「自分の幸せのヒント」
「自分は遅れている」と感じた時は、
「どうしてその人は幸せそうに見えるのかな？」と考えてみてください。
もしかしたら、相手を思いやる姿勢だったり、素直に感謝できる心かもしれません。
それを“比較”ではなく“参考”に変えるだけで、気持ちがずっと前向きになります。
■ 自分のペースで進む勇気
婚活には、“あなたにとってちょうど良いスピード”があります。
早く進むことが正解ではなく、“納得できる形”で出会うことが大切。
焦る気持ちが出てきた時は、「私のペースで大丈夫」と声に出してみてください。
心が少し軽くなりますよ。
「理想」と「現実」のバランスを整える
モチベーションが下がる理由の一つに、「理想と現実のギャップ」があります。
理想の条件に合う人がなかなかいない、理想の関係が築けない…そんな時に、つい「もう無理かも」と感じてしまう。
けれど、理想を持つこと自体は悪いことではありません。
大切なのは、「理想を叶える柔軟さ」を持つこと。
■ “条件”から“本質”へ
理想条件を見直すときは、「なぜそれを求めているのか？」を考えてみましょう。
たとえば「年収が高い人がいい」と思うなら、それは“安心して生活したい”から。
「話が合う人がいい」なら、“自分を理解してくれる人”が理想なのかもしれません。
条件の奥にある“本当の願い”を見つめ直すと、出会いの幅が広がります。
そして、そこに気づいたとき、モチベーションも自然と回復していきます。
「過去」ではなく「これから」に目を向ける
婚活が長引くと、「あの時うまくいっていれば…」と過去を思い出してしまうこともあります。
でも、過去はもう変えられません。
だけど、“これからの自分”は自由に変えられます。
婚活を通じて得た経験や気づきは、次のご縁を引き寄せるための準備です。
その学びが、未来のパートナーとの関係に活かされていくんです。
過去を「失敗」として抱えるより、「経験」として未来につなげる視点を持ってみましょう。
モチベーションが戻る「きっかけ」を見つけておく
気分が落ちた時、すぐに“元気スイッチ”を押せるものをいくつか持っておくと良いです。
たとえば、
- カウンセラーに話す
- 成婚者の体験談を読む
- 自分が笑顔になれることをする
こうした小さな行動が、気持ちを立て直すきっかけになります。
婚活は「完璧であること」よりも、「立ち止まっても戻れること」が大切。
少し元気が出たら、それで十分です。
婚活には波があります。
うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。
でも、そのどちらの時間にも意味があります。
モチベーションが下がったときは、
- 結果よりプロセスを意識する
- ひとりで抱え込まずに話す
- 休む勇気を持つ
- 比較せず自分軸で進む
- 理想を柔軟に見直す
- 過去より未来に焦点を当てる
- 元気を取り戻すきっかけを持つ
この7つを意識するだけで、婚活の景色が少しずつ明るく見えてきます。
あなたの頑張りは、きっと誰かが見ています。
そしてその「誰か」は、あなたの未来のパートナーかもしれません。
焦らず、自分らしく、笑顔で進んでいきましょう🌸
